2017年05月19日
英国的プレキャリいじり「PALSとPLCEの秘められた恋」
英国的プレキャリいじり
元ネタ 2007/2/18

英軍装備を整理しながらLBT のプレートキャリアを見ていると、ふと興味が湧いた。
「米軍PALSに英軍PLCEのポウチを着けたらどんな感じだろう?」
すぐに試してみることにした。
まずはマグポウチをつけてみる。もちろんストラップの幅は問題ないが、ストラップの配置が少し離れている。だが問題なくつけれそうだ。

PLCE (イギリス軍歩兵装備)はストラップをピストルベルトに巻きつけるように固定するので、PALS (MoLLE)に取り付けるにはちょっとやり方を変える。
いったん上下ストラップの下側、ドットの無い方を下からから上へ通してベルクロを留めて、上からくるっと回すように戻してやる。

この時内側のT字プレートをPALS の下を通してやるとかっちり固定できる。

下に出たドットの付いた端をPALS に潜らせて、ポウチのドットを止める。

ストラップにはドットボタンがあるのでガッチリ留まるが、ストラップはPALS 幅には緩いし、固定は上部だけでポウチ下部はぶら下がった状態なので、このままでは若干バタつくだろう。
バンジーコードで縛ったり、テープやナイロンストラップ(タイラップ)などで巻くアイデアもアリか。
あとはポウチ上部のファステックスやデルタ金具が気になるならタイラップで固めるもよし。
ま、構造が複雑で英軍PLCEポウチを持ってない人にはなんのこっちゃ、ワケわからんでしょうが(困)
でも、その見慣れない存在感は魅力的だ!
ということで、米軍のM12ホルスターにブローニングを入れて、肩のストラップを見ると2インチ幅が何となくイケそうだったから、ランクスライド(階級章)を通せるか試してみた。
かなり窮屈で作業はやりにくいがピチッと通る。
(手抜きでベルクロに挟んでもいいが、ベルクロに食われまくって生地が傷むのは間違いない。)
なお、ポーチのストラップは二本しかないが、PALSの横4列を消費する。
プレキャリMサイズなら横8列にWポウチ2つの4ポケット装備可能。

何とも非正規な印象に仕上がった!
多所に悪態つきながらの英国戦士(紳士)的な感性では、ありそうと言えばクソありそうだ。

リアルサイズSAPIプレートを加えたボリューム感が凄く、装備した視点だとかなりの巨乳感で、物が置けそうだ(笑)
※実際にペットボトルは置ける。
巨乳のお姉様方、ごくろうさまです。(なんの話だ?!)
さて、ティータイムだっ!!
元ネタ 2007/2/18

英軍装備を整理しながらLBT のプレートキャリアを見ていると、ふと興味が湧いた。
「米軍PALSに英軍PLCEのポウチを着けたらどんな感じだろう?」
すぐに試してみることにした。
まずはマグポウチをつけてみる。もちろんストラップの幅は問題ないが、ストラップの配置が少し離れている。だが問題なくつけれそうだ。

PLCE (イギリス軍歩兵装備)はストラップをピストルベルトに巻きつけるように固定するので、PALS (MoLLE)に取り付けるにはちょっとやり方を変える。
いったん上下ストラップの下側、ドットの無い方を下からから上へ通してベルクロを留めて、上からくるっと回すように戻してやる。
この時内側のT字プレートをPALS の下を通してやるとかっちり固定できる。
下に出たドットの付いた端をPALS に潜らせて、ポウチのドットを止める。
ストラップにはドットボタンがあるのでガッチリ留まるが、ストラップはPALS 幅には緩いし、固定は上部だけでポウチ下部はぶら下がった状態なので、このままでは若干バタつくだろう。
バンジーコードで縛ったり、テープやナイロンストラップ(タイラップ)などで巻くアイデアもアリか。
あとはポウチ上部のファステックスやデルタ金具が気になるならタイラップで固めるもよし。
ま、構造が複雑で英軍PLCEポウチを持ってない人にはなんのこっちゃ、ワケわからんでしょうが(困)
でも、その見慣れない存在感は魅力的だ!
ということで、米軍のM12ホルスターにブローニングを入れて、肩のストラップを見ると2インチ幅が何となくイケそうだったから、ランクスライド(階級章)を通せるか試してみた。
かなり窮屈で作業はやりにくいがピチッと通る。
(手抜きでベルクロに挟んでもいいが、ベルクロに食われまくって生地が傷むのは間違いない。)
なお、ポーチのストラップは二本しかないが、PALSの横4列を消費する。
プレキャリMサイズなら横8列にWポウチ2つの4ポケット装備可能。

何とも非正規な印象に仕上がった!
多所に悪態つきながらの英国戦士(紳士)的な感性では、ありそうと言えばクソありそうだ。

リアルサイズSAPIプレートを加えたボリューム感が凄く、装備した視点だとかなりの巨乳感で、物が置けそうだ(笑)
※実際にペットボトルは置ける。
巨乳のお姉様方、ごくろうさまです。(なんの話だ?!)
さて、ティータイムだっ!!
2017年05月19日
ナイトカモパーカーモダンカスタム
ナイトカモパーカー★ショートカスタム
初回製作 2013/11

元々は友人からの「ナイトカモが大振りなのでショート化できないか?」という依頼から始まった。
カスタムの内容は、元々のパーカーが重ね着設計でUS-Smallでも大きいため、US-XSサイズの友人に合わせて丈のショート化、袖のスリム化、それと肩にベルクロ付きポケットの新造という内容。

オーダーはある程度ざっくりして自由裁量だったので、テーマを2002年以降のアフガン・イラク戦当時のカスタムテーラーっぽい想定で、あまりカスタムし過ぎないシンプルなモダン・スペシャルフォース風にして、細部はこちらで詰めた。
このカスタムの特徴は、ナイトカモの緑色に対して少し古めかしい印象のある黒いベルクロを使用する。

BDU型の立体ポケットはイチから新造し、フラップはコンシャツと同じく角を落とした形状で、右肩だけにフラッグ用ベルクロを追加してアシンメトリーにすることで後付けの非公式感を演出。

肩ポケットのフラップはボタン留めの必要がないので、これも近代化としてベルクロ留めに変更。

袖口を2000年以降のBDUと同じく幅広にして、ホームベース型調整用タブつき。袖口はミルスペックのベルクロでは硬くてわずらわしいので民生品マジックテープを使用。
(2000年以前のBDU は袖口の折り返し幅が1インチほどと狭かった)

フロントはファスナーを追加して着脱をしやすく、身ごろのスルーポケットに内袋をつけてポケットとして利用できるように。

ファスナーにはヨーロッパスタイルのパーカーやジャケットにあるファスナータブ(つまみ)を採用。これがあるだけでファスナーをかけるのが格段にやり易くなる。

そのポケット内には調整用の腰ひもの端を出してコードロックを追加し、ウェストを絞れるように改良。
ナイトカモパーカー用ライナーは製作当時レアだったし、ショート化したら使えないので、M65フィールドジャケット用ライナーを着脱できるようにボタン配置を付け替えた。
これが今作の一番のセールス・メリット。

ボタンを縫い付ける糸は紳士服テーラーに倣ってロウ引きしたものを巻き縫いしているので、そう簡単に切れたり取り替える必要はない。今までこれと同じやり方で付けたボタンはほつれたことがない。
また、ナイトカモは生地の個体差が激しく、同じメーカーの同時期デッドストックの未使用品でも色と模様、それと縫製の雰囲気に差がある。
(一着のなかでも色味の異なる生地が使われているので、これらはリジェクト品の可能性もある)
個人的な感覚では組み合わせると取って付けたように見えるため、よほど同じ色味でもなければ質感の異なる生地をミックスはしたくない。

1着からはたったこれだけしか資源が採集できない。

そのため生地は使い回ししづらく、創作部分にはサイズ制限があるので切り落とした腰から下のわずかな部分だけですべてを賄うため節約する。
その節約の一環を兼ねて、小柄な体格にカッコよく見えるようポケットを一回り小さめに造る。
それでもワッペンがギリギリ入る10cm幅のベルクロにあわせた。

もちろん追加されたポケットは注目されるし、強度や耐久性も必要なので細部までこだわる。
肩ポケット創造は至極 論理的作業であり、事前事後でがらりと印象が変化し、一番楽しい行程でもある。


また、小さな事とはいえ、ポケットのフラップや調整タブなどは、小さいパーツだが目に留まるので柄選びにはこだわって、ただの格子模様だけにならないよう極力配慮している。


なお、スタンダードカスタムに加え、趣味でオプション追加のゴージャス版も2着のみ作ってみた。

秋冬の普段着用として、フードにボア生地とファー襟を追加し、ライナー追加と身頃の気密性を高め、すきま風が寒くて使えないノーマルのナイトカモパーカーを使える防寒具として能力を引き上げた。
一着は試作として自分用に。
もう一着は尊敬してやまない、とある《素敵なひと》への贈り物として。
具体的な製作内容に興味のある方は『ゴージャス版の製作編』へどうぞ。
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ナイトカモ・ゴージャス仕様
https://kamyu408.militaryblog.jp/e967152.html
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ズラッと並ぶと壮観である。
2017/5/19
初回製作 2013/11

元々は友人からの「ナイトカモが大振りなのでショート化できないか?」という依頼から始まった。
カスタムの内容は、元々のパーカーが重ね着設計でUS-Smallでも大きいため、US-XSサイズの友人に合わせて丈のショート化、袖のスリム化、それと肩にベルクロ付きポケットの新造という内容。
オーダーはある程度ざっくりして自由裁量だったので、テーマを2002年以降のアフガン・イラク戦当時のカスタムテーラーっぽい想定で、あまりカスタムし過ぎないシンプルなモダン・スペシャルフォース風にして、細部はこちらで詰めた。
このカスタムの特徴は、ナイトカモの緑色に対して少し古めかしい印象のある黒いベルクロを使用する。

BDU型の立体ポケットはイチから新造し、フラップはコンシャツと同じく角を落とした形状で、右肩だけにフラッグ用ベルクロを追加してアシンメトリーにすることで後付けの非公式感を演出。

肩ポケットのフラップはボタン留めの必要がないので、これも近代化としてベルクロ留めに変更。

袖口を2000年以降のBDUと同じく幅広にして、ホームベース型調整用タブつき。袖口はミルスペックのベルクロでは硬くてわずらわしいので民生品マジックテープを使用。
(2000年以前のBDU は袖口の折り返し幅が1インチほどと狭かった)
フロントはファスナーを追加して着脱をしやすく、身ごろのスルーポケットに内袋をつけてポケットとして利用できるように。

ファスナーにはヨーロッパスタイルのパーカーやジャケットにあるファスナータブ(つまみ)を採用。これがあるだけでファスナーをかけるのが格段にやり易くなる。

そのポケット内には調整用の腰ひもの端を出してコードロックを追加し、ウェストを絞れるように改良。
ナイトカモパーカー用ライナーは製作当時レアだったし、ショート化したら使えないので、M65フィールドジャケット用ライナーを着脱できるようにボタン配置を付け替えた。
これが今作の一番のセールス・メリット。
ボタンを縫い付ける糸は紳士服テーラーに倣ってロウ引きしたものを巻き縫いしているので、そう簡単に切れたり取り替える必要はない。今までこれと同じやり方で付けたボタンはほつれたことがない。
また、ナイトカモは生地の個体差が激しく、同じメーカーの同時期デッドストックの未使用品でも色と模様、それと縫製の雰囲気に差がある。
(一着のなかでも色味の異なる生地が使われているので、これらはリジェクト品の可能性もある)
個人的な感覚では組み合わせると取って付けたように見えるため、よほど同じ色味でもなければ質感の異なる生地をミックスはしたくない。

1着からはたったこれだけしか資源が採集できない。
そのため生地は使い回ししづらく、創作部分にはサイズ制限があるので切り落とした腰から下のわずかな部分だけですべてを賄うため節約する。
その節約の一環を兼ねて、小柄な体格にカッコよく見えるようポケットを一回り小さめに造る。
それでもワッペンがギリギリ入る10cm幅のベルクロにあわせた。

もちろん追加されたポケットは注目されるし、強度や耐久性も必要なので細部までこだわる。
肩ポケット創造は至極 論理的作業であり、事前事後でがらりと印象が変化し、一番楽しい行程でもある。


また、小さな事とはいえ、ポケットのフラップや調整タブなどは、小さいパーツだが目に留まるので柄選びにはこだわって、ただの格子模様だけにならないよう極力配慮している。

なお、スタンダードカスタムに加え、趣味でオプション追加のゴージャス版も2着のみ作ってみた。

秋冬の普段着用として、フードにボア生地とファー襟を追加し、ライナー追加と身頃の気密性を高め、すきま風が寒くて使えないノーマルのナイトカモパーカーを使える防寒具として能力を引き上げた。
一着は試作として自分用に。
もう一着は尊敬してやまない、とある《素敵なひと》への贈り物として。
具体的な製作内容に興味のある方は『ゴージャス版の製作編』へどうぞ。
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ナイトカモ・ゴージャス仕様
https://kamyu408.militaryblog.jp/e967152.html
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ズラッと並ぶと壮観である。
2017/5/19